前回、前々回も大活躍の卒業生の2人をご紹介させていただきましたが、今回もご紹介するのは、女性のパティシエール野口ゆきえさんです。

masahiro経歴
1999年 / エコールキュリネール国立卒業 2002年〜2005年 / エコール・クリオロ 2005年〜2007年 / オ·グルマン·カプリシュー 2008年〜2018年 / シャングリ·ラ·ホテル東京 2018年〜2020年 / 沖縄UDS シェフ 2020年〜2021年 / フォーシーズンズホテル東京·大手町 スーシェフ 2022年〜 / リッツ・カールトン日光 シェフパティシエ

コンクール受賞歴
2011年 / キリクリームチーズコンクール焼き菓子部門 銀賞
2013年 / キリクリームチーズコンクール焼き菓子部門 銅賞
2014年 / Bukoクリームチーズコンクールデザート部門 優勝
2015年 / キリクリームチーズコンクール焼き菓子部門 銀賞
2015年 / Bukoクリームチーズコンクール生菓子部門2位&審査員特別賞
2015年 / メープルスイーツコンテストパン部門 グランプリ
2016年 / 乾燥卵コンテスト最優秀賞
2016年 / 内海会味覚コンクール銅賞
2017年 / ジャパンケーキショーギフト菓子部門 金賞
2020年 / DLAチョコレートコンテスト優秀賞
2021年 / バリーカレボーチョコレートイノベーションコンテスト
パン部門2位 和菓子部門3位 お土産菓子部門3位

ゆきえさんが働いていた2002年から2005年は、常にいろいろ変化の多いクリオロですが特に大きな変化のあった時期でした。初期のエコール・クリオロ菓子学校だけだったところが、店をオープンすることになり、お店が変わっていく大事な時期の最初のパティシエメンバーとして働いてくれました。

あっそうなんです。知らない方もいらっしゃると思いますが、実はクリオロは最初「エコール・クリオロ」として菓子学校だったんですよ。菓子学校を移転して2003年にパティスリーもオープンすることになり、隣駅千川で1階がパティスリー、2階が菓子学校、3階が事務所で営業していました。

そんな時期に入社したゆきえさんの担当は、菓子学校の運営。シェフのアシスタントとして生徒さんと一緒に授業を担当してくれていて、試作などもシェフと一緒にしていました。

そのころ、クリオロのパティスリー部門が伸びていて、工房が手狭になり、要町に移転したのもそのころです。(上記の写真は新しく移転した工房)
ゆきえさん曰く「そのころは、忙しかったけど、本当に面白かった!みんな22、23歳で、若くてやる気のある人ばかり、シェフと愛さんも30歳ちょっとで元気でしたよね」。

確かに若いパワーで乗り越えた感じでした!

そんなゆきえさんが、クリオロを卒業してからは、新規オープンのシャングリラホテルなどのホテル業界で働いて経験を積み、沖縄のホテルでシェフをした後、フォーシーズンズホテル東京·大手町 のオープンの際にスーシェフとして活躍し、なんと、今年からリッツ・カールトン日光 シェフパティシエとして活躍中。女性でホテルのパティシエのシェフとして活躍するのは、大変なことと思い質問したら、

Q1.女性のパティシエールとして、女性だから困ったことはありますか?

女性だから困ったことは、特に無いです😅
水泳をやっていたお陰で体力もあるので、男の人と同じように働かせてもらってます😂

ということでした。
頼もしい!

ゆきえさんは、とってもバイタリティー溢れる人で、身軽に「おもしろい!」と思ったらどこへでも行ってしまう人なんですよ。そしてアイデアマン。数々のコンクールでも優勝していて、オリジナルのスイーツをつくるのが上手!クリオロでアシスタントをしていたころ、試作をしたりの経験が活かされているようです。

沖縄の新規オープンの5つのホテルのシェフとして、オープンの為にレシピを考えたりしていたそうです。台風が来ると2週間材料が来ないとか大変だったそうです。見たことのない食材やフルーツを楽しんでいたそうです。

沖縄の後はフォーシーズンズホテル東京·大手町 もオープンスタッフとして活躍。フォーシーズンズホテルは、アフターヌーンティーで有名なんですよ。

そして最近なんとリッツ・カールトン日光 シェフパティシエに今年なったばかり。
まず、日光を満喫しているようです。雪の日光も素敵ですね。

ゆきえさんは、とにかくとっても器用な人で、マジパンなどの細工ものも上手だったんですよ。クリオロでもいつもマジパンの見本をつくってくれていました。

そしてすごいのがコンクール受賞歴!
様々なコンクールで優勝したり入賞したり、金賞とったり!しているんですよ~。そしてデンマークに賞金で連れて行ってもらったり!

「ブコチーズのコンクールでは優勝してデンマーク旅行にも連れて行ってもらいました。デンマークは景色がきれいでお料理がおいしかったです。コンクールに出すといろんな方から意見がもらえるのが刺激的でした。今でもですが、おもしろい素材探しからすることが楽しかったです。」

Q2.クリオロで学んだことは?

お菓子づくりには、サントスシェフの「おいしいケーキ」そして「おいしいものをシンプルにつくる。」という技術が活かされています。特にコンクールでの3時間しか時間がない中でおいしいものをシンプルに作る技術が役に立ちました。インタヴューの様子は、こちらから☞

そしてほかにも質問に答えてもらいました。

Q3.なぜパティシエになろうと思ったのですか?

子供のころから、母親のお菓子作りを手伝っていて、おもしろかったからです。料理人になろうと思って、調理師免許が取れる高校に行ったんですが、最初に入った会社がお菓子でそのままパティシエに。

Q4.今後やりたいことは?

実はクリオロに入る前は食べず嫌いでした。フルーツも食べたことがないものも多く、シェフにいろいろ食べさせてもらいました。今では考えられないほど。素材というものに興味を持っていて、日光でも地元の栃木県産のものを探して使っています。それでいろんな人と繋がって面白いんですよ。

 

先日は、日光天然氷の名店、四代目徳次郎さんに、氷の切り出しのお手伝いにいかせていただきました。ホテルでも使用させていただいている天然氷を切り出して氷室にしまうまでの作業です。知らないことばかりで、とても勉強になりました。

母の影響もあり、育てたり栽培したりが好きで、福岡の実家では家庭菜園でいろいろ作っています。ジャボチカラという、ライチと巨砲を混ぜた味の珍しい果物を育てたり、今は日光の自宅でカカオの木を育て始めたりもしているんですよ。余談ですが、沖縄に居たときに蛇をプレゼントしてもらって、蛇も飼っています。脱皮とかしてかわいんですよ~!

これからもいろんな素材を探し新しいことに挑戦していきたいと思っています。

Q5.クリオロの後輩たちに、一言お願いします!

クリオロのような、コンクールに参加できたり、いろんなものを勉強できる素晴らしい環境はあまりないので、たくさんいろんなことを吸収してほしいです!一緒に働いた仲間やシェフ、愛さんとのつながりは大切なのでこれからもよろしくお願いします!

いろんなことに興味を持っているゆきえさんならではの経歴。改めてインタビューして、すごいなぁと、近いうちに日光にも行って彼女の最新デザートを食べるのを楽しみにしています!


投稿者:Ai Okada
2022年3月3日