トレゾー・ナチュール

誕生して15年の極上スイーツ

【クリオロ】がまだ【エコール・クリオロ】だった時代、ひとつのスイーツが誕生しました。

「みんなが好きになるチョコレートケーキを作ろう!」

そう考えたサントスシェフ。チョコレートたっぷり!だけど重くなく、何度でも食べたくなるようなケーキを目指してレシピを試行錯誤。そしてようやく完成したのが「ラムレーズン・ショコラ」(下画像)、後にシェフのスペシャリテ「トレゾー」に進化するチョコレートケーキです。

ラムレーズン・ショコラ

存続の危機、そして決断

シェフも納得の美味しさで発売直後から爆発的人気となった「ラムレーズン・ショコラ」ですが、ある問題点が……。

「こんなに時間がかかるケーキをたくさん作るのは難しい!」

まず、製造に最低4日はかかること。そして、パティシエとして高度な技術と経験が必要なこと。誰にでも作れる、というわけにはいきません。
ビスキュイとガナッシュのシンプルなケーキに見えますが、緻密な計算で作られたそれぞれの層の厚みの調整や、チョコレートコーティングを美しくするための成形などいろいろな条件をクリアしないと作れない繊細なケーキ。

当時の製造風景

ひとつひとつ手作業なので、完成までに何日もかけ、いくつもの工程があるため、完売してもすぐに製造できないことも。
作っても作っても間に合わない……。あるときスタッフから「シェフ、どうにかなりませんか?」「やめたほうがいいのでは……」という声が上がり、ショックを受けたサントスシェフ。クリオロのオーナーシェフとして、経営者として、生産を続けるべきか葛藤します。

当時の様子

そして、悩んだ末に出した決断。それは……

「お客様を楽しませられなければ、私たちがお菓子を作る意味がない!」

なぜパティシエをやっているのか。それは美味しいスイーツでみんなに幸せな時間を過ごしてほしいから。
クリオロのスイーツを楽しみにしてくれているお客様がいる、そして作るのは大変だけど、こんなに美味しいケーキがある。やめることは絶対にしたくない。そう決意したシェフはスタッフを説得。製造に関する全工程やレシピの見直しを何度も繰り返し、ついに「トレゾー」が誕生しました。

トレゾー

しかも、1種類でも大変だったのに6種類もレシピを作ってしまったサントスシェフ!
「お客様を楽しませたい」というお菓子作りへの情熱を注ぎこんだ逸品として、クリオロの人気ロングセラー商品のひとつとなっています。

シェフの想いが詰まった「宝物」

自分たちがどうあるべきか、大切なことに気付かせてくれたこのケーキは、シェフの中でとても大事なものに。その想いを残すため、シェフはこのケーキに「トレゾー“宝物”」という名前を付けました。
今では「今までに食べたチョコレートケーキで一番美味しい」「“幸せな美味しい時間”を頂きありがとうございました。」といった感想をもらったり、テレビやドラマで話題になったり、たくさんのお客様に愛されるスイーツになったことが本当に嬉しいとサントスシェフは語ります。

シェフとトレゾー

そして現在、これまで以上にたくさんのご注文をいただいております。
シェフ、スタッフ一同ひとつひとつ心を込めてお作りしていますので、お届けまでぜひ楽しみにしていてくださいね!

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