一番下は、
バニラの香りをしっかり移した
クレーム・ブリュレ。
なめらかで、
柔らかな口どけになるように、
焼き時間と温度に
とことんこだわります。
その上のマンゴーソースは
フレッシュマンゴー100%
果物屋さんから仕入れたマンゴーを
そのまま潰して
贅沢にソースにしました。
アプリコットは
砂糖と合わせて
ほんのり甘いコンポートに。
一番のポイント
「カモミールジュレ」
しっかり香りを出した
カモミールティーを、
ツルンとのど越しが心地よい
ゼリーに仕上げました。
唯一の食べるときルールは
「必ず下まですくうこと。」
ミルキーなクレームブリュレは、
マンゴーソースと混ざり合い、
まず最初に
優しい味わいを楽しませてくれます。
次にくるのはアプリコット。
他のパーツが柔らかな中で、
少し形を残したコンポートが
甘酸っぱい余韻を残します。
最後、ゴクリと飲み込む瞬間。
カモミールがふわりと香って消えていく。
シェフの故郷、
フランス・プロヴァンスの太陽と
心地よい風を感じるような
爽やかな気持ちになる
夏のヴェリーヌができました。