パティシエになったからには商品開発に携わりたい!と思っている人は多いのではないでしょうか。クリオロに入社してくるパティシエの中にも、将来は商品開発にチャレンジしたいという目標を掲げている人はとても多いです。

そんなパティシエの花形ともいえる商品開発に入社約2ヶ月でチャレンジし、見事商品化につなげたパティシエAkiraを今回はご紹介したいと思います!

〈Akira〉
富山県出身。現在、“ポスト・アントルメ”(生菓子)を担当。

■趣味

散歩、サウナ、美術館に行くこと

■休日の過ごし方

サウナに入る

■クリオロで一番好きなスイーツは?

ニルヴァナ「酸味と甘味のバランスが最高!」

― 入社2か月で商品企画に大抜擢…!そもそもどうしてクリオロに入社しようと思ったのですか?
大きく理由は3つあるのですが…1つ目は、チョコレート作りを学びたかったから。5年ほど生菓子や焼き菓子の製造に関わってきたのですが、チョコレート作りの経験がなかったんです。サントスシェフのボンボンショコラを食べた時にその美味しさに感動して、「チョコを学ぶならここだ!」と確信しました。2つ目は、飴細工の技術を磨くため。クリオロは数々のコンテストで優勝や上位入賞者を多く輩出しています。自分も飴細工のコンテストで優勝を目指しているので、クリオロならその技術が磨けると思いました。3つ目は美味しさにもこだわった糖質制限スイーツ作りに取り組んでいること。以前友人の親御さんがデイサービスをしていて、そこでケーキを作る機会がありました。その時に糖尿病の方がいらっしゃって、普通のケーキを楽しむことができないと知りました。それで、糖尿病の方でも美味しいケーキを提供できるようになりたいと思い、糖質制限スイーツに興味を持つようになりました。

 

新商品『ティア』について

― 『ティア』が商品化されたきっかけは何ですか?
去年、ジャパンケーキショーというコンテストに出品したケーキが金賞を受賞しました。その受賞がきっかけで洋菓子専門誌ガトーの編集者からお声がけいただき、雑誌に掲載するためのレシピ開発の依頼を受けたんです!いつも見ていた雑誌に自分のレシピが載るなんて夢のようでした!!その時のレシピが『ティア』の元になっています。ガトー用に開発したレシピでしたが、役員のAiさんに「美味しいから、お店でも販売しようよ!」とお声かけ頂き、商品化する事になりました。

- クリオロの新商品として販売の決まった『ティア』 販売までの苦労はありましたか?

ガトーに掲載したレシピをクリオロらしくアレンジすることですね。店舗で販売をするということは、自分のアイデアを形にするだけではなく、お店のコンセプトに合う商品かどうか常に考えなければなりません。クリオロは素材の味を活かしたシンプルだけど洗練されたケーキづくりが特徴なので、そのコンセプトを壊さずに新しいアイデアを取り入れるのは本当に難しいです。でもその分、完成した時の達成感はひとしおです。

 

- レシピ開発中にシェフやAiさんからもらったアドバイスはありますか?

まず、食後に食べることを考えてケーキを作ることが大事だと言われました。そこで、食後のデザートとして重すぎず、でも満足感のあるケーキづくりを目指しました。また、ケーキ全体のバランスを考える上で非常に重要なポイントとして、ムースの口溶けの良さや生地の厚さ、食感について重視するようにともアドバイスをいただき、その点も重視して試作を重ね開発を進めました。

 

 

- 様々な苦労があって完成した『ティア』の推しポイントを教えてください。

 

『ティア』はチョコレートにオレンジ風味を効かせたムースケーキです。土台はオレンジ風味のチョコレートスポンジ、その上に中心にオレンジのムースが入ったチョコレートムースを載せ、全体を艶やかなチョコレートソースでコーティングをして仕上げています。オレンジの味を引き立たせるための工夫として、スポンジ生地にオレンジの皮を練り込み、中心のオレンジムースにはパッションフルーツとマンゴーのピューレを加えています。チョコレートに負けないオレンジの華やかな味わいがポイントのケーキです。

 

クリオロの新商品として店頭で販売された『ティア』
- 次に商品開発に携わる機会があればどんな商品を作ってみたいですか?

美味しい料理と一緒に白ワインを飲むのが好きなので、白ワインをスイーツに取り入れたらどんな感じになるだろうと…考えています。白ワインを使ったムースなんかに挑戦してみたいですね!普段の生活の中でも美味しいアラカルトを食べに行ったり、散歩をしている時など、自分にとっていい体験をした時にアイデアが閃くので、仕事以外の体験も大事にしていきたいです。

 

業務の後は休憩室でノートを開き、今日学んだことを振り返ります。Akira「休憩室はスタッフがよく集まる場所なので、コミュニケーションの中からアイデアが生まれることもあります。」

 

Yuta「ようやく形になったね!」Akira「先輩にも協力してもらって、なんとか形になりました!」スーシェフのYutaから声をかけられ、笑顔で返すAkira。先輩後輩関係なく気軽に話ができる環境だからこそ、新たな取り組みにも積極的に挑戦していける雰囲気が作られています。

 

入社約2か月で見事、自身のレシピを商品化につなげたAkiraさん。持ち前の明るさと、新しいことにも果敢に挑戦する姿に周りのスタッフも良い刺激を受けています。クリオロは社歴や年齢に関わらず、スタッフの「挑戦したい!」という気持ちを全力でバックアップします!日々切磋琢磨しながら成長を続けるパティシエたちと一緒に働いてみませんか?

全ては美味しいスイーツを求めてクリオロを選んでくださったお客様のために。
クリオロでは“時代に合った美味しいもので幸せに”という企業理念のもと、これからのクリオロを一緒に支えてくれるスタッフを募集中です。美味しいものが好き、人を喜ばすことが好き、新しいことを考えることが好きという方はぜひ!

▼現在募集中のポジションはこちら
(※募集が終了している場合がございます。予めご了承ください。)