ルレ・プレーン。
その名のとおり、シンプルに。
「生地」と「クリーム」
このおいしさをちゃんと味わってもらいたい。
そんな思いで作っています。
コクが深めの生クリームにしてるのは、
一切れ食べ終わった時に
ちゃんと満足してほしいから。
カスタードクリームは、
1層のお店が多い中、
うちのロールケーキには3層。
バター入りだから
コクも香りもしっかり。
カスタードにバターを入れているのも、
3層も入れているのも、
クリームにもちゃんと
食べごたえを感じてほしいから。
「キメの細かさ」「しっとり感」
を追求したスポンジ。
どんなにレシピ通りに作っても、
一筋縄ではいかない難しい生地だから、
最後は「職人の勘」頼り。
一枚一枚さわって、
音に耳をすまして、
焼き上がりのタイミングに
感覚を研ぎ澄まします。
生地の厚みは
生クリーム、カスタードの量との
バランスを考えて。
一口食べると
生地と2つのクリームが
すべて一緒に混ざり合い、
すべてが一緒にのどを通る。
スポンジだけが残るでもなく、
クリームが多いでもない。
すべてが一緒に消える、
そのバランスがベスト。
シンプルだからこそ
ここまで突き詰めた
計算し尽くされた
ロールケーキ。